新発田ラーメン蔦家@茗荷谷
伝説のラーメン屋。
かつては、知る人ぞ知るそういう店が、
人の噂に上っては消え、
本当にあるの?本当にそんな店なの?
などと言いながら、各人想像を膨らませたもんですが、
巷に情報の溢れる昨今、
伝説のラーメン屋なんてもんは
絶滅したとばかり思っていたわけですよ。
ところがどっこい。
私の職場である後楽園から30分ほど歩いたところに
とんでもない店があるという。
いつ行っても臨時休業らしい。
いや、基本的に休業で、たまに「臨時営業」するらしい。
盛りがとんでもないらしい。
オヤジのことは、一度出会うと二度と忘れられないらしい。
そんな数々の噂を脳内で反芻しながら、
「らーめん台風。」の前を通り過ぎ、
不忍通りを茗荷谷・護国寺方面へ。
灯りが見えた。
今日は開いているらしいですが、
それが、どの程度の僥倖であるのか。
今のところ、この店が開いているところしか知らないわけなので。
なんというか、見た目は普通の「ラーメンショップ」。
広々とした店内には、カウンターが11席ほど。
入ってすぐ横のテーブルには、雑誌や新聞が雑然と載せられていて。
値段、安すぎます。
ラーメンが420円ですと?
今回は、半チャーシュウメンを注文します。520円ですと?
腰が低くて愛嬌のあるオヤジさんがひとりで切り盛り。
スープを寸胴からすくうときの所作などは、
タダモノでないことを窺わせますが、
すでに店の各所がタダモノでないので、
タダモノでないことが当たり前のように思えてきて、
完全に私の前頭葉はやられています。
考えるな、感じろという声がどこかから聞こえてきます。
で、どこが「半」ですかいな?
どんぶりを覆い尽くす肩ロース4枚。
無造作にちりばめられたねぎがまた、豪快さに拍車をかけます。
チャーシュウの下の方に麺ともやしが。
ストレートの麺は、つるんとした喉ごしがいいですね。
乳化させない仕上がりのトンコツ、醤油の立ち具合がツボです。
雰囲気としては第一旭@京都に近いかな。
硬すぎず柔らかすぎず、絶妙の食感のチャーシュウをほおばりつつ
至福の時が過ぎていく。
隣の人は、私が入店したときにはほぼ食べ終えていたのだけど、
参った、という表情をしていて
「大盛りは多かったですか?」とオヤジさん。
どんな盛りだったのだ?
まだまだ謎は多い。
そうそう、営業時間についての謎は
そうはいってもだいたいの営業時間ってもんがあるだろう、
直接聞いてみよう、と入店するまでは思っていたのだが、
食べ進んでいくうちに、なんだかどうでもよくなった。
いま食べているこのラーメンがうまいなら、
それでいいじゃないか、と。
そう思わせてしまう雰囲気が、この店にはあるのだ。
いいじゃないか、謎なら謎で。
もしかしたら、次は閉まっているかもしれない。
それでも、いいじゃないか。
店を出るときに「お気を付けて」と、オヤジさん。
とてもあたたかい、ひとことだった。
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コメント
おー、この店は、こういう店だったのですか~。
通りがかる度に、気になっておりました。
ありがとうございます。
チャーシュー食べたいです(´∀`*)ウフフ
投稿: ハルヲちゃん | 2009年6月22日 (月) 13時45分
☆ハルヲちゃんさん
開いてたら入らなきゃダメですよ。
せっかくの「臨時営業」なんだから(笑)
ぜひ、「半」ではないチャーシューメンを!
投稿: サル番長 | 2009年6月22日 (月) 23時38分