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2008年1月

二郎生活25年の思いに自滅する ラーメン二郎@三田本店

「どうしても今日、行きたいんだよ」
「あなた、正気ですか?」
「いや、正気じゃないと思う」
「分かったわ。いってらっしゃい、おバカさん」

1月5日(土)の朝に妻と交わされた会話を再現してみました。

その前日、我が家は朝の8時からいわゆる浦安ねずみ屋敷を訪れ、
三が日よりは少ないとはいうものの、かなりの人混みの中
未就学児なのでそうたくさんのアトラクションは楽しめないとはいうものの、
並んでは遊び、遊んでは並びを繰り返し、寒い中パレードの席取りなどもし、
結局エレクトリカルパレード終了の20時まで12時間遊び続け、
私はそのうち優に半分の時間を行列や席取りに費やしたわけです。
その翌日に私が行きたいと言ったのが、こともあろうに
行列の殿堂ともいうべきラーメン二郎の、それも三田本店の仕事始めですから、
妻が正気かと問いただすのも無理はありません。

しかしながら、詳しくは旧ブログのこちらなどをご覧いただきたいわけですが、
私にも二郎三田本店に対するひとかたならぬ思い入れがありまして。
あるマンガの登場人物が「教師生活25年!」と、事あるごとに叫んでましたが、
思えば二郎生活25年ですよ。
青春と二郎。
恋と別れと二郎。
夢と希望と絶望と二郎。
人生の半分以上は二郎とともにあるわけですよ。
とはいえ最近はなんとなく、目黒や神保町でたまに食べられればいいや、
的なモードになっていたところ、なぜか今回の年末年始は三田二郎のことを考えると
私の前頭葉から延髄に至るまでが狂おしくももどかしい状況に陥り
ついにこのような無茶な年始詣となった次第であります。

最近は開店が早いらしいので、9時に到着です。
・・・すでに30人を超える人々が店の前を埋め尽くしていました。
みなさん、正気ですか?
そして、私が到着したのとほぼ同時に営業が始まったらしく。
早いとは聞いていたのですが、9時開店ですか。。。
それはそれでまた凄い。
行列は正面入り口から折れ曲がって後ろへ進み、
さらに駐車場のところで折れ曲がって中程まで。
待つ。

もっと早く来ればよかったのか?いや、そんなことはない。
開店してすぐに入店の、いわゆる「シャッター二郎」というのは、
ある意味名誉かもしれないが、味の点でいえば今ひとつ。
やはり、ある程度丼をさばいてからでなければ味がこなれてこない。
今くらいの位置がちょうどいい、なんて考えつつも、思うことは
ただひたすら、寒い!
すっげー寒い!!
朝の身を切るような冷たさは、夜に並ぶより厳しいかもしれない。
待つ。

45分で正面入り口側まで進出。
先が見えてきた。
が、このあたりで前日のダメージが利いてきたのか、
頭がぼーっとしてきた。
体の新陳代謝がうまく機能していないのを実感。
が、あと少しだ。
待つ。

10時10分頃、ようやく入店。
今回は麺少なめで。
やっと意地張らずに少なめコールできるようになってきた。
やがて、ああ歓喜の瞬間、丼の登場!
スープは乳化しておらず、さらりとしている。
これこそ本当の二郎のスープなり。
私の認識では、二郎は豚骨を使っているといっても、
いわゆる「豚骨ラーメン」ではない。
二郎の味は、「ぶた」から出る肉汁のダシが大事なのだ。
そういう意味では、京都の第一旭あたりに近いといえる。
で、その肉汁を生み出す「ぶた」なのだが、
なぜ二郎ではチャーシューと言わずに「ぶた」なのか。
それは、あくまであの「ぶた」はスープのダシをとるのがメインであって、
トッピングはおまけと考えているがゆえの「ぶた」なのだ。
であるがゆえの大サービスのてんこ盛りなのだ。
というのはあくまで憶測で、別に二郎のおやじに聞いたわけでもないが。
おやじに聞いたところで、適当なこと言いそうだし。
それはそれとして。
で、今日のスープは肉汁がばっちりと利いてGoodだし、
「ぶた」もやわらかジューシィだし。
おまけでこのやわらかさはないな、ダシとるだけのわけないな、
とあっさり前言を撤回したりして。
それから、麺のやわらかさ。
最近はこの手の味が増えてきて、どこでも食べられるようになったけど、
亜流の店の麺って、ごわごわしすぎるのである。
それに比べ、絶妙のやわらかさ。見事です。
本当にうまい。
いやぁ、最高でした。ここまでは。

ここまでで片付けたのが約半分。
このあたりで突然、体がまったく丼の中身を受け付けなくなってしまった。
体中から脂汗。
胃も痛み出した。
どうやらここにきて、私の体は限界に達していたようなのです。
確かに、前日のねずみ屋敷のせいでボロボロな上に、
さらに行列は無茶だもんなぁ。
でもってさらに、二郎生活25年ということは、
もうかなりいい歳なわけで。
どうも二郎のことを考えると、二郎に出会った頃の
十代の気持ちで物事を考えてしまうのだが、そりゃダメだわ。
残念ながら、途中リタイア。
麺少なめなのに、残してしまった。
ごめんなさい。猛烈に反省です。
しかし、そこまで人を狂わせるほどに魅力的であるのもまた事実。
また、ここまで人を狂わせる理由として、
社会人が土曜日以外は食べに行きづらい、ということが挙げられる。
敷居の高さが無茶をさせるのである。
ここはひとつ、旧助手サカイさん(現「いごっそう」店主)以来の
夜営業復活とはいかぬものか。
助手さんもけっこう長いし。大丈夫でしょ?
と言うだけ言ってみる。

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やれんのか!大晦日!2007

大晦日の夜、妻子を置いて私は家を出ました。
もう、後へは引けません。
そんな大袈裟なという向きもおありかとは思いますが、
相当の決意をもって望む選手たちのことを考えたら、
このくらいの心構えは当然のことです。
気合いが入ります。
「やれんのか!大晦日!2007」を見に、向かうはさいたまスーパーアリーナ。

会場前にはやれんのか!神社がお出まし。
やれんのか!で年越しの雰囲気を盛り上げます。
境内にはフリーコメントのスペースがあって、
予想通り「秋山、ぬれんのか!」といった便所の書き込み状態。
やれんのか!で年越しの雰囲気をさらに盛り上げます。

すっかり和太鼓奏者としての腕を上げた高田総統、じゃなかった
高田統括本部長のかけ声で選手入場。
大晦日の興行としてはやや地味なメンバーですが、中身で勝負ですからね。
いよいよ試合開始です。

第1試合と第2試合は膠着しているというわけではないものの、
結果としてグラウンドはりつきの展開が多く、会場の盛り上がりも今イチか。
1試合目はともかく、川尻×アデレードなんて壮絶な殴り合いになると思うもん。
が、第3試合瀧本×ブスタマンチで瀧本がなかなかいい動きを見せて盛り上げます。
一進一退の攻防で、どちらかというとブスタマンチ優勢かと思ったが、
2Rにダウンを奪った瀧本が2-1で判定勝ち。
しかし、瀧本はもう少しクレバーな試合ができると思うのだが、
なぜか不器用な試合になってまうんだよなぁ。
第3試合めまぐるしく展開が変わり、息をもつかせぬ好試合。
石田とメレンデスは手が合うというか。
お互いやってて楽しかったのではないか。必死だろうけど。

そして、注目の第4試合。
大ブーイングの中登場の秋山と大声援の三崎。
昨今、これだけ善悪の構図がはっきりしてる試合も珍しい。
序盤から三崎の攻撃は秋山に見切られてる感じで、会場はいやな空気に包まれる。
そして、秋山のパンチがクリーンヒット。倒れ込む三崎。秋山のパウンド。
ここで終わってもおかしくはなかった。というか、
K-1ならたぶん止めてたね、ここで。
奇跡的に生還した三崎だが、悲壮感つのる会場。
やっぱ秋山強ええなぁ。三崎ダメかなぁ。
が、次の瞬間三崎の左フック一閃、倒れる秋山。
よろけながら立ち上がろうとしたところに蹴り一発。
衝撃のKO勝利で、会場の熱気は最高潮。
が、そのあとのコメントがなぁ。
秋山に語りかけながら、これからは誠意を見せて云々、というのまあはいい、
が、そのあとで「日本人は強いんです」と言ったのは
「韓国人」秋山に対する揶揄なのか?
それ、言ってもいいのか?
勝ったら何でもありか?
個人的にはそのへんが気になったものの、最高の盛り上がりで休憩へ。

外にいる間に、会場内では何かしらの説明がなされていて、
地上波がどうのこうの、というのが聞こえたのだが、
詳細がよく分からないまま会場に戻る。
場内のオーロラビジョンでヒョードル×チェ・ホンマン用のVTRが流れる。
ここでいったん煽っておいて、マッハ×長谷川なのね、と思ってたら、
ヒョードルとチェ・ホンマンが入場。
一瞬あっけにとられる。
なるほど、生中継に押し込むために、メインの順番を休憩開けに繰り上げか。
だから地上波が、って話してたのね。
おそらく初めから決まっていたのだとは思うが、まあ仕方ないか。。。
試合は予想通り、あっさりヒョードル一本勝ち。

これで終わりならまあ、いい感じだったのだが、試合はまだ続くのである。
その後が非常に困ったことになった。
客席全体が、なんとなく「終わった」感じになってしまったのだ。
第7試合、マッハ×長谷川が始まるも、全く盛り上がらず。
私自身も試合を観戦する集中力が完全に途切れてしまっている。
試合自体は、確かに決め手を欠いた感はあるが、特別しょっぱいわけでもなく。
もし、本来の試合順で行われていたなら、もう少し沸いたのではないか。
やはり、興行は生ものなのだ。恐ろしい。
第8試合、まさかの青木×チョン・ブギョンがメイン。
チョン・ブギョンが意外と強くて青木はフィニッシュまで持って行けず。
そういう不完全燃焼な状況もあったにはあったが、
やはりメイン繰り上げの余波だろう、今ひとつ突き抜けた感じがなかった。
選手紹介のVTRでは、マッハも青木も、今年はついてなかった、
というのを切り口にしていたが、最後の最後でやっぱりついてない。

最後の試合が終了したのが年越し5分前。
慌てて参加選手や関係者がリングに集まる。
高田が段取り確認してる途中で10秒前のカウントダウンが始まった。
年越しの瞬間、高田が「今年も」に続いて、全員で「やれんのか!」とくるのだが、
タイミングが微妙でグダグダ。で結局、もう1回やりなおし。
ひとまず全てが終わって、ゆるゆるーな雰囲気が漂います。
このあとの選手(過去の出場者も含めて)のコメントも、家族的というか、
どこかほのぼのとしててよかったです。

しかし、急転直下の開催決定からわずかの期間で、ここまでの興行になるとは。
奇跡というべきか。
いや、奇跡と言っては必死に頑張ったスタッフに対して失礼かもしれない。
そして、この後は、あるのか。
M-1グローバルは調子のいいこと言ってますが、
UFCもそうでしたからね。信用はできません。
が、PRIDEの血を受け継ぐ興行、また見たいですね。

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